「ゆきとどいた教育を進める北海道/東北集会」が開催されました

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7月22日、「ゆきとどいた教育をすすめる北海道・東北集会」が開催され、北海道各地から、そして東北3県から合わせて41名が参加しました。

高教組の尾張委員長から開会あいさつがあり、「今年の集会は、北・東北ブロックの高校生の修学保障問題も含め、本日の集会として開催します」との趣旨説明がありました。

最初、「ゆきとどいた教育をすすめる北海道連絡会」の総会がありました。新保事務局長から2017年度の活動報告や署名集約数の報告があり、今年度は、必要に応じて自治体訪問すること、えがお署名の集約で約6400筆になったこと、教育全国署名8万筆を目標に12月1日までとりくむこと等、2018年のとりくみ方針が提案され、承認されました。

そのあと、全教の波岡執行委員から教財関係の情勢報告があり、文科省予算の教員定数について資料を使い、詳しい説明がありました。

 

 ≪とりくみ経験交流≫

◆南幌高校の小林さんから、平成33年に南幌高校が募集停止になること、7月10日に「存続を求める集会」を開催し、参加者が60人も集まったことの報告がありました。地域から高校がなくならないように南幌町とも懇談を行ったそうです。町内の呉服屋さんとのつながりで、教育全国署名を集めてくれるとの話もありました。

 

◆士別南小学校の中村さんから、小学校1年生の授業が3時間では難しいです。授業内容が多すぎて、3・4年、5・6年と高学年になるにつれ、だんだん子どもの顔が曇ってきます。先生方も安心して働ける状況ではありません。上川教組は20数名ですが、対話することが大事で、職場での声かけを大事にしてとりくみます。

 

◆新婦人からのメッセージ紹介

『えがお署名』は、2000筆を越え、教育問題に対する関心は高いです。6月に企画された教育座談会には、子育て中の会員10人が参加し、予想以上に参加者が多く、子どもの学校生活を通して感じていることをおしゃべりする場が求められていると実感しています。今、新婦人では、中学校道徳教科書採択にむけて、教育委員会へ要望書を届けるとりくみを強めています。

他に道退教の阿部さん、高教組の北村さんからも発言がありました。

 

 

7月25日、全教、教組共闘連絡会、子ども全国センター、憲法・教基法全国ネット主催の「えがお署名提出行動」が文科省前で開催されました。参加者の代表が、全国から集まったえがお署名9万1461筆を文科省に提出し、教育予算増額の要請を行いました。道教組・高教組からも参加しています。