保存版・ボーナスの明細からわかること

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6月28日は夏のボーナスの支給日でした。

いつもの給与明細とは違う水色の明細表には数字がびっしりと書かれています。

今回は、期末手当・勤勉手当の仕組みをまとめます。

期末手当

期末手当は、給料に基づいて支給率・在籍期間率をかけあわせて計算されるものです。

明細の「算出基礎額」の欄が算出の基礎になります。

この「算出基礎額」は

給料+扶養手当+加算額によって求められます。

さて、この加算額はおおよそ次のように定められています。毎月の給与明細の名前の横の数字はこの「加算額」を示しています。

校長15%
教頭10%
大卒経験24年以上10%
大卒経験8年以上5%

また、4月採用のみなさんの「在職期間率」は100分の30と定められています。

こうして、期末手当は計算できます。

勤勉手当

勤勉手当は、学校職員人事評価制度の業績評価が成績率に反映されています。今回の夏のボーナスは昨年度後期の業績評価が活用されています。

勤勉手当の基礎額は「給料+加算額」となり、扶養手当が加算されないため、このことで「算出基礎額」と異なる方がいます。

成績率は表のとおりとなっています。基本的にはA~Cの範囲で区分されることになります。

支給された勤勉手当を基礎額で割ると、自分の成績率を知ることができます。

A 特に優秀117%
B 優秀109%
C 優良101%
D 優良ではない90~39.5%
期限付教諭102.5%

まとめにかえて

このように期末手当と勤勉手当が確定し、その合算として夏のボーナスが支給されました。

ていねいな事務職員の先生は職場でこうした内容を発信してくださることがあります。しかし、なかなか聞きにくい内容でもあるのは間違いありません。教職員組合は、そんなかゆいところに手が届く存在でもあります。

教職員組合に加入して、いっしょに学びを広げましょう!