- 良き師となるために
- 2014年9月5日
「全国学力・学習状況調査」結果公表にあたって【見解】
道教組・道高教組・新婦人道本部・道労連・北海道自由が丘学園・子どもと教育・文化道民の会・道子どもセンター・道高校……
道教組では5月から6月かけて取り組んだ「学校のリアル見える化プロジェクト」をふりかえるとともに、教職員組合運動におけるSNS活用のあり方を考え合うオンライン学習会を行いました。
まずさいしょは、SNSと紙媒体を併用した取り組みについて。
紙媒体といっても、最近ではPDFをメールに添付したり、それが画像となって単組や支部のLINEで拡散されていく…というのが一般的です。
そうなってくると、SNSと紙媒体(PDF)の違いは何かというと、「人の手をわたっていくかどうか」ということのみです。
SNSは、直接に「あなたの手のひらの上」に届きます。紙媒体だと連絡網方式に人の手をつたって届くので時間や労力がかかります。ときには、誰かが止めてしまいます。
今回の「見える化プロジェクト」では、その両方がうまく働いたということを確かめ合うことができました。SNSはときに各県組織とのつながりになり、もちろん各単組での学習をふかめる機会にもなりました。
また、「見える化ニュース」は、全道の運動をつなぐ役割を果たしました。
【参加された方の感想から】
◆SNSは使い方によっては組合運動にかなり活用できるのではないかと思いました。でも、SNSへのハードルは世代によっても高さが違い、組合の世代相が高い教組にとっては難しいのではないかと思いました。
◆取り組んだことからの総括であり、教訓がたくさんあったと思う。SNSを活動に生かすうえで基礎的な知識や参考資料を多くいただいた。若者の傾向の資料、都知事選の分析資料など、とても興味深いものだった。
もうひとつは、SNSの仕組みについて。
Xでの投稿(ポスト)が拡散される仕組みや、反対にタイムラインに流れる情報には偏りをもたらす仕組みが働いていることについて明らかにできました。
こうしたSNSの特性を理解したうえで、教職員組合として効果的にSNSを活用していく必要性を確かめ合うことができました。
また、6月1日のX(旧Twitter)デモでは、バナーが大活躍しました。こうしたテクニックを学び合う必要性についての感想も聞かれました。
【参加された方の感想から】
“映える”バナー作りがハードルが高いなと思った。言葉選び、デザイン…canvaを使えば速いと思うが、canvaも使いこなしきれていない。また、SNSはある意味スピード感も求められるので、自身の現状だとバナーやハッシュタグを考えるということは余裕がなくてできない。
今回の学習会は、道教組で訴えてきた効果的なSNSの活用についての学習の大きな節目となりました。引き続きSNSを活用しながら、教職員組合運動の魅せ方を研究、発信します。