11月27日全国一斉定時アクション!

全教は、11月27日に全国一斉に実施する「定時アクション」への参加を呼びかけています。中教審答申の問題点や私たちが願う教育のあり方を見える化すること、そしてこの思いを職場・地域に広げ、社会的にアピールするための「全国一斉行動」です。

道教組では、11月27日を私たちの働き方について考える日として、この取り組みに参加します。すでにいくつもの単組が、この日のあり方を検討しています。例えば、「意を決してこの日は定時退勤してみる」とか、「定時が過ぎたらこの日はみんなで集まってみる」、たとえ帰れなくても「『中教審答申っていまどうなってるか知ってる?』って話しかける」などできることはたくさんあります。

改めて、中教審答申の問題点は…

5月から6月にかけて、わたしたちは「審議のまとめ」に対するパブリックコメントを送るために学習を進めました。「審議のまとめ」を踏襲される形で「中教審答申」がまとめられています。私たちは中教審答申には大きく3つの問題点があると考えています。

  • 加配定数の改善ではなく、基礎定数の改善で先生を増やすべき
  • 教職調整額の増加では、長時間労働は改善されない
  • 私たちが望まない「新たな職」が導入されようとしていること

正しく時間外勤務に対して「残業代」が支給されるようになること、豊かであたたかな職場づくりに対して職種を増やすことは有効ではなく基礎定数改善でフリーの先生が配置されることなどが一体的に改善されることで働き方改革は進んでいくのです。

こうした問題を道教組では10分の動画にまとめています。

11月に入って聞こえてくる財務省案に対して…

文部科学省が「中教審答申」としてまとめているものとは別に、財務省が独自に「教員に残業代を支給するための方法」を考えているということが報じられています。

Xなどで教員アカウントのみなさんの反応を見ていると、歓迎するもの・否定的なものなど大きく意見が分かれている様子が伝わってきます。

財務省案は、予算の観点から示されているため教育条理が全く無視されています。私たちが学校で子どもたちと進めていきたい教育を語ることが必要なのです。

いよいよ三角柱があなたの職場に届きます!

みなさんの職場にはグッズはとどきましたか?

道教組事務所から、「分会がある職場の職員数」でグッズと三角柱が発送されています。どちちも分会がある職場ではみんなで三角柱を立てることができます。

「組合でこういうことやってるんです。いっしょにアピールしませんか?」

こんなふうに言ってみんなで立てられたら素敵です。

教員の働き方に注目が集まるいまだからこそ、声をかけたらいっしょにアクションを起こしてくれる仲間は増えていくことでしょう。

11月27日を中心に、あなたのまわりでアクションを起こそう!

11月27日は水曜日です。この日がたとえ忙しくても、この日の前後でも構いません。あなたのまわりでできることで全国一斉のこのアクションに参加しましょう。

全国の仲間が、各々の勤務終了時刻に、ちょっとひと呼吸して、自分達の働き方のことを考えたり、大切にしたい教育条理に思いを馳せている

こんなふうに考えたら、とてもダイナミックで、日常の中ではなかなか味わえない瞬間だと思いませんか?

27日は20時までXデモも企画されています。道教組は、全道の、そして全国の仲間と、あなたといっしょにこのアクションを盛り上げていきます。


全国一斉定時アクション!こんなふうに参加してみませんか? 1分動画にまとめています。