11月 date

止めよう!変形労働制 2019年11月29日

「止めよう!変形労働時間制」ニュース NO.28

 参議院文教科学委員会で変形労働導入の参考人質疑 「国の想定を超えて必ず暴走する」と現職の教員から厳しい指摘 ●参議院文教科学委員会で参考人質疑 28日(木)の参議院文教科学委員会で、変形労働導入を可能とする法改正案について、参考人質疑が行われました。与野党推薦の4名の参考人がそれぞれ意見陳述し、その後、6人の委員から参考人への質疑が行われました。 岐阜県公立高校教諭の西村祐二さん(筆名「斉藤ひでみ」)は、憤りとともに、制度導入の問題点を厳しく指摘しました。

よりよく生きる 2019年11月28日

「止めよう!変形労働時間制」ニュース NO.27

 「残業代ゼロ」を定めた「給特法」の問題 残業代支給は長時間労働を防ぐための制度 ●「残業代ゼロ」を定めた『給特法』今回、「1年単位の変形労働時間制」導入で改正されようとしている法律は、「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」(給特法)です。給特法は1971年、公立教員の給与を4%増額調整する一方、残業代を不支給とすることを眼目に、自民党が当時の全野党の反対を押し切って強行した法律です。この給特法に関連する政令によって、公立学校の教員は、「時間外勤務手当は支給しない」「給与月額の4%の教職調整額として支給する」とされているのです。

よりよく生きる 2019年11月27日

「止めよう!変形労働時間制」ニュース NO.26

宗谷教組が管内の保育所開所時間を調査! 「先生を続けられない!?」対応できる保育園が少ない!!   ○退勤時間が遅くなるとこんな影響が…  宗谷教組女性部では各市町村の保育園の場所や開所時間等を調べています。家族を持つ教職員にとっては重要な点です。管内には10市町村があり、幼稚園・保育所は公立・私立合わせて25ヶ所あります。そのうち延長保育をかけても18時で終わってしまうところ(つまり1時間勤務時間が延びたら迎えが間に合わない)は16ヶ所です。64%が対応できないのです。さらに「町内で対応できる保育所が1ヶ所もない」という市町村は4つです。「導入されたら働けな……

よりよく生きる 2019年11月26日

 「止めよう!変形労働時間制」ニュース NO.25

教員の欠員、教員採用試験の受験者数の減少 学校が「ブラック」だという認識が広がり、教員の確保もままならない危機的な状況に●担任の先生がいない!「教育に穴が空く」問題 全国の学校現場では教員が足りない状況が常態化しています。北海道(札幌市を除く)でも、状況は一向に改善されず、大量の欠員が生じています。中には、1つの小学校で3名もの欠員が生じた小学校もあります。その欠員の穴埋めは他の教員が行うため、学校の超過勤務にますます拍車がかかっています。これほどまでに大量の教員未配置が生じているのは、学校が「ブラック職場」だと言われる過酷な長時間労働の実態についての認識が広がったことで、教員……

よりよく生きる 2019年11月25日

 「止めよう!変形労働時間制」ニュース NO.24

異常な長時間労働の改善について、職場で、地域で、ともに考えよう ●アンケート開始から1か月~多くの切実な声が寄せられました 公立学校への変形労働制導入について、道教組・道高教組が緊急アンケートのとりくみを始めてから、1か月がたちました。この間、アンケートには123件の回答が寄せられました。反対意見は114件(92.7%)、賛成意見は4件(3.3%)、どちらでもないが5件(4.1%)となっています。「現場の声を聞いてほしい」という悲痛な声が、多く寄せられました。「賛成」「どちらでもない」の意見も、この異常な長時間労働を何とかしたいという思いは同じであることが分かりました。変……

よりよく生きる 2019年11月22日

「止めよう!変形労働時間制」ニュース NO.23

そもそも、この法案の目的は、教員の異常な長時間労働の改善が「急務」との認識 ●「給特法一部改正法案」が、19日の衆議院本会議で可決され、参議院へ   11月19日、衆議院本会議において、公立学校に「1年単位の変形労働時間制」導入を可能とする「給特法の一部を改正する法律案」が与党と維新の会などの賛成多数により可決され、参議院に送られることになりました。 1日8時間労働という労働時間の大原則を壊すことになる重大な法案にもかかわらず、委員会での審議は参考人招致を含め、わずか4日間の審議で拙速に採決を行ったことは、許されるものではありません。

よりよく生きる 2019年11月21日

 「止めよう!変形労働時間制」ニュース NO.22

教員を親に持つ中学生、高校生の声② 高校生が、弁論の全国大会で訴えたこと入学式も参観日も親は不在…伝えたい思い ●父は教員、母は保育士、弁論大会で訴えた高校生の思い 今年の8月に行われた全国高校総合文化祭弁論部門で、父は教員、母は保育士という高校生が、小学生のころに感じていたさみしい気持ちを振り返り、長時間労働の両親のもとで我慢を強いられる子どもの声を聴いてほしいと訴えました。(10/23高校生新聞)

よりよく生きる 2019年11月19日

「止めよう!変形労働時間制」ニュース NO.20

教員を親に持つ中学生、高校生の声① 中学生が、夏休みの自由研究で「教員の働き方改革」をテーマに研究 ●「働き方改革」で、大金語の持ち帰り残業が日常化 道教組組合員のお子さん(中学2年生)が、夏休みの自由研究として「教員の働き方改革」をテーマにまとめました。その動機は、「働き方改革」として強制的に退勤させられた母が、仕事を家に持ち帰って忙しそうにしている姿を見て、「働き方改革って、何だろう?」と疑問を持ったことです。業務量を減らさずに退勤させて「働き方改革」だと言うことに中学生が疑問を持つのは、当然です。

よりよく生きる 2019年11月18日

「止めよう!変形労働時間制」ニュース NO.19

賃金確定交渉での現場発言 現場の多くの教員は、心身が疲弊しても、顧みる余裕もありません! ●賃金確定交渉で、超勤縮減の抜本的改善を要求 11月15日に、道高教組とともに賃金確定最終交渉を行いました。道教委は、佐藤教育長などが出席しました。給与関係のほか、教職員の深刻な超過勤務の解消などについても抜本的な改善策を求めました。交渉では、超過勤務の実態について、組合員から現場発言もありました。現場からの切実な要求に、佐藤教育長は、「教員の業務負担を軽減し、長時間勤務を解消することは喫緊の課題である」との認識を示し、「学校現場の意見を聞きながら、教員の業務削減や平準化などを着実に進めていく」と……

よりよく生きる 2019年11月15日

「止めよう!変形労働時間制」ニュース NO.17

道教組顧問弁護士の佐藤哲之さんに聞きました 教員に一年単位の変形労働時間制を導入させてはいけない!   ●法案の矛盾やごまかしが審議の場で次々と明らかに昨日(13日)、衆議院文部科学委員会が開かれ、野党による法案の質疑が始まりました。一昨日(12日)の参考人質疑とその後の質疑からも、法案の矛盾やごまかしが審議の場で次々と明らかになっています。国会で審議されているこの法案について、道教組顧問弁護士である佐藤哲之さんに、弁護士の視点から問題点を指摘していただきました。