- 道教組の取り組み
- 2024年5月4日
緊急オンライン学習会「中教審『審議のまとめ』のポイントを学ぼう」
中央教育審議会は教職調整額の見直しや、メリハリある給与構造への改革などを念頭に置き、政府は来年の通常国会では法改……
今週は中教審特別部会が「審議のまとめ」を発表しました。
道教組が進めている「 #学校のリアル見える化プロジェクト 」に続々と「審議のまとめ」に対するコメントが寄せられています。
調整額が増えたところで、結局のところ先生も増えないし、給料全体が横ばいなのであれば、先生を目指す人は増えません。国として教育にお金をかけない国は衰退します。財源を確保し恒久的に学校、教育、子どもにお金をかける仕組みをぜひ創ってつください。財務省に負けないで、予算勝ち取って!!
東京都や大阪府がすでに導入している「新たな職」についてX(旧Twitter)で話題になっています。また、道教組を含め様々な教育関係団体が指摘している通りです。「財源そのまま」ななりそうな今回の「審議のまとめ」の弱点を指摘していただきました。
教員不足や学校教育の崩壊に歯止めをかけるための根本的な解決は、教育予算を純粋に増やすことです。
教職調整額を増やしても、基本給を減額させるようなことがあれば、結局何も解決しません。
また、今のままの業務内容でこの定数では先生方の負担は減りません。どんなに努力しても業務改善には限界があります。教職員定数を増やすことが急務です。
「調整額が増える」という報道ばかりがクローズアップされていて、実態はそうではない!! だまされているように思います。
結局ほとんど給料は今のままあまりかわないということであっていますか? ということは世の中であがっているかのようにみなさんは感じると思いますが、本当は違うというのってずるくないですか? 先生たちも生身の人間です。子どもたちのためにがんばるために今の環境、特に給料面と先生方の定数を見直していただけないでしょうか。
「先生方給料増えたんでしょ。もっと働いて!!」という声につながりそうな報道がたくさんあります。中には「調整額2.5倍に」と報じているものもありました。みんなで情勢を正しく理解し発信していきたいものです。
子どもが大好き。成長のお手伝いをしたい! そんな初心がおしつぶされるほどの多忙。若い先生を助けたいけど自分も精一杯。退職を考えています。
子どもは大人になる。
うんと大切にして、寄り添って、すてきな子ども時代をプレゼントしよう。やがて大人になったとき、すてきな社会をつくるでしょう。
「人格の完成」について学習会をしたときのことです。「教育は大人から子どもたちへの最大の贈り物なんだ」という先輩教師の言葉が印象的でした。改めてその通りだと考えさせられます。
せんせいをかえせ
希望にもえたせんせいをかえせ
キラキラの目のこどもをかえせ
親としての父をかえせ母をかえせ
わたしをかえせ わたしにつながる こどもの笑顔をかえせ
にんげんの世のあるかぎり こどもの平和を
やがて大人となる人の豊かな子ども時代をかえせ
インクルーシブがすすんだ。よいことでもある。
いろんな子どもが支援級に入ってきた。少しも目が離せない。
トイレに行けない。水も飲めない。人間らしい生活がしたい。
心も体も疲れています。先生増やして!!
中教審はスクラップ&ビルドの重要性を指摘しています。しかし、実際の学校現場の業務は増えていくばかり。都道府県→市町村→各学校と現場に近づいてくる中で、減らせない。むしろ増えているという感覚がある先生は、実はたくさんいるのではないでしょうか。
道教組では、「審議のまとめ」を受けて、学習動画を配信中。15分で審議のまとめを理解することができます。
あなたも「審議のまとめ」に対する感想を書いてみませんか。
文部科学省は5月末頃からパブリックコメントを募集すると予想されています。道教組では、その前に、こうして先生方の思いを共有する取り組みを進めています。ぜひ、フォームから感想をお寄せください。