あなたのそばで、つながりを豊かに

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「明日の授業、どうしよう?」

そんなふうに考えたとき、あなたはどうしますか?

SNSが普及する前、ネットで教育実践を検索すると、例えば指導案がヒットしたり、民間教育研究団体が発進する実践をまとめたホームページがヒットする…そんな感じでした。

最近では、X(旧Twitter)やSNSで、学校の先生としてのルーティーンやご自身の実践を発信しているインフルエンサーさんの投稿がたくさん目に留まるようになりました。

こうした投稿には、ときにほっこりした気持ちになるし、学ぶことができたり、手のひらでつながれる気軽さから、「こんな素敵な先生がいるんだなぁ」と思ったりさえもします。

質問したらコメントで答えてくれるし、励ましてもらえたりしてSNSがあれば、どうにかやっていける気がする。

でも、教育公務員である私たちには、”守秘義務”があるので、たとえ悩んでいることでもSNSに書き込むことは、できれば避けたいことのひとつです。

職場の先生にはなかなか相談しにくくて。ただでさえお世話になってるのにこれ以上相談できないって思っちゃう。

そんな時こそ、教職員組合があります。

組合は、あなたのそばのリアルインフルエンサーです。

教職員組合は、「給料あげろー!」のような要求実現運動ばかりをしているわけではありません。

「いい先生になりたい」という思いの実現を追い求めるのも、教職員組合の大切な取り組みです。

校内・近隣の学校の先生方だけではなく、いろいろな先生と話をしてみたい。今後異動になったときにどうしたらよいのだろう…そんな気持ちが重なり、組合に加入しました。私はまだ、加入したばかりですが、何かあったときに話を聞いてくださる「仲間」がいるというのは、予想以上に安心感たっぷりです。 (教職員組合に加入した先生の感想から)

先生としてのつながり豊かさを仲間とともに高めていける、そんな場所が教職員組合です。

1年生担任になり、4月から「しっかりしなきゃ」というプレッシャーと闘ってきました。でも、教師一人よがりではなく、子どもたちと会話し、一緒に作り上げるものだと強く感じました。実際の子どもたちの様子や、クイズもあり、おもしろかったです。「遊び」の要素を私たちも取り入れていきたいです。(教育研究集会に参加した先生の声)

この声は、教職員組合が中心になって進める年に一度の教育研究集会に参加した先生が寄せてくれた感想です。実際に会って学び合う場がある、それが教職員組合です。

もう10年くらい前、学校とは全く違う場所で働く方にインタビューをしたことがありました。メディアという、学校とは遠く離れたキラキラした場所で活躍する方が「教職員組合」を語ってくださいました。

教職員組合だったら、「それぞれの学校という組織を離れて、もう一つ違う場所で人とつながれる場所なんですよ、ここは」…ということだと思うんだよね。ここで権利を主張しましょうというのもあるけど、今の時代は「人とつながれる場所ですよ」って考えると、組合というものも非常に納得できるものになるんじゃないだろうか。

「人とつながれる場所」が、学校以外にもあるんだ。その場所をみんなで創っている…それが、私たち道教組です。