「いい先生なりたい」という思いを…

この記事は約 3 分で読めます

年度初め2日目。

学級の引き継ぎをしたり、職員会議をしたり、職員室を飛び交う情報に圧倒される頃です。

情報が飛び交いまくってるというのは、新学期を少しでも豊かに迎えたい…っていう先生方の願いの表れです。だからこそ、会議や打ち合わせがどうしても増えてしまう時期です。

同時にそれは、ひとりひとりの先生がもつ「いい先生になりたい」という願いの表れでもあるのでしょう。

そんなときに大事にしたいのは、授業づくりや子どもたちの集団づくりの営みの中で「どうしてかなぁ」を大切にし合えた…ということです。

授業づくりで言えば、「この勉強はどういうところでつまづくかな、どうしていけばいいかなぁ」とか。

あの時、あの子はどうしてああいう発言をしたのかなぁ」というように。

集団づくりで言えば、「子どもたちの言動の背景にあるものは何だろう」とか、「本当は子どもたちはどうしたいのかなぁ」とかというように。

子どもたちの行動の背景にあるものや家庭の状況などの客観的状況、そして子ども自身が思う願いや要求を汲み取れるように「どうしてかなぁ」を大切に、様子を見ていけたらと思います。

それって、教育実践を読んだりまとめたりすることで豊かになっていく感覚なのかもしれません。そして、実はひとりじゃなかなかできなくて、だからこそ教職員組合に集い語り合うことで、新たな価値観を見つけ合ったり、学び合って「いい先生になろう」という思いをお互いに高まっていくのです。

教師として子どもたちのことを深く考え合う学びを大切に、「いい先生になろう」という想いを少しずつ具体化し合えるような場面や工夫を教職員組合として大切にしています。