集まることで思いを受け継ぐ

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みんなで鍋パーティーをする。そんな経験はありませんか? コロナ禍でめっきり減ってしまったような気がしますが、こうした機会はまた少しずつ増えているような気がします。

ねぇ、うちで鍋しない?

いいねぇ

そんな会話から話が弾みます。

私は、うちの畑のごぼうを持っていくよ

お肉はどうしようか

じゃあ、ぼくが買って行きます

みんなで準備をしていると

ごめんくださーい。鍋パーティーって聞いたから、うちの豆腐使ってくれないかな。うまいんだよ、これ!

街で自慢の豆腐屋さんが差し入れを持ってきてくれました。


教育という営みはこうした力合わせをして豊かになっていくものです。

ひとりひとりのできること、得意やアイデアを少しずつ出し合って、ひとりじゃできないような奥深く味わい深いものになっていくのです。


わたし、料理できないから、鍋パーティー行けないなぁ

もちろん、そんなことはありません。むしろ大歓迎なのです。

あなたが成長したときに、同じようにまわりのみんなにこんな素敵なつながりをつくってあげてね

先輩の願いというのは、時代が変わっても同じなのかもしれません。


教育という営みは、子どもたちに未知のモノに出逢わせていく営みです。

それは勉強の内容だったり、仲間との関わり方だったり、まちづくりに懸命になっている大人との出会いだったり、知っているおじさん・おばさんが真剣に仕事をしている様子だったりするのかもしれません。

もちろん、常にそばにいる私たちの姿からも学んでいることでしょう。

「ひとりで全部しっかりやらないといけない」

そんな風潮があふれるこの時代、だからこそ私たちは教職員組合運動を通して、つながりを豊かにしていきたいと願っています。

教職員組合運動を通して、願いや思い、日々の雑感を語り合い、そこから「じゃあ、やってみようよ」と語り合える仲間のための場づくり、きっかけづくりを進めています。