- 春だから組合のこと2024
- 2024年4月4日
目の前の日常だけが、当たり前じゃないから
春休みが終わりに近づいてきました。早い学校では、明日あたりから新学期を迎えるのではないでしょうか。 X(旧……
道教組をはじめとする、道内の各地の教職員組合は新年度に向けて新たな仲間を迎えるためな、いろんな工夫をしています。
「うちら、がんばってる」を激励できる取り組みに!
私たちは教職員組合の長い歴史の上で、今日的な社会情勢や教育課題について、ひとりひとりの時間や労力を出し合いながら、少しでもよりよい「教育」を求め合っているわけです。
一方では、昔と今の「たたかい」の違いも。昔は、教員住宅問題や休暇の取り方など、目に見える形で要求が実現していったけど、今は、そうして獲得してきた権利が後退しないよう「守る」取り組みが多いと。
30代の分会長さんはこんなふうに言いました。
俺らの時代って、100%要求がかなったことないよね
たしかに、派手に「要求実現」することはあまり多くはありません。でも、一歩一歩確実に取り組みを進めれば、「春休み延長の取り組み」のように、子どもと先生のための教育環境が豊かに広がります。
だからこそ、ひとつひとつの取り組みの意義を確かめ、それが激励につながるようにしていきたいものです。
教職員組合の「いいところ」を考えてみよう!
よく「組合に入ることのメリット」という言葉を聞きます。改めて教職員組合に集う私たち自身が感じている「メリット」はなんだろうと、ある分会では、みんなで「組合のいいところ」を100個集めて、まとめてみました。以下はその抜粋です。
こうして取り組みを興すのは「人が集まると『組合のここが良い』という“言葉”が生まれ、それが次の誰かの想いに響いていく」と考えるからです。そして、それが明日を楽しく、明るくしていく一歩になると信じています。
この分会では、みんなで読み合ったところ、集約物のすみっこに落書きをして渡してくれた先生がいました。
こうして、運動は声を呼び、教職員組合は愉しくなっていくのです。
先生方の思いに寄り添い、当たり前のように見えていること、大事にしたい価値観を共に確かめ合う、それが教職員組合運動、「組合」です。忙しい中でも誰かのために力合わせできる、そんな思いやりが教職員組合にはあるのです。
組合を愉しむあなたは、明日を楽しくできる人 です。