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私たちの働き方 2024年4月24日

教職調整額の財源は…たぶん「どこにもない」!?

教職調整額の話題になると私たちの働き方、特に勤務時間外に働いている時間に注目が集まります。 そこで、今回も全教勤務実態調査をもとに、私たちの時間外勤務について考えます。 おさらい教職調整額は、公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法(給特法)制定のときに、昭和41年度の勤務実態調査が当時の残業時間を「約8時間」と算定したとされています。これが「教職調整額『4%』」の論拠です。 時間外勤務の時間を試算してみたら… 全教勤務実態調査によると、私たちの業務に必要な時間は10時間16分です。 勤務時間7時間45分から差し引くと、時間外に働いている時……

私たちの働き方 2024年4月18日

私たちの働き方を改善するために…

中教審が教職調整額を現在の4%から10%に上げることを検討していることが報道されています。新聞報道の中には、「50年ぶりの見直し」「残業代2.5倍に!」などという本質的ではない見出しをしているものもあります。 教職調整額は残業代ではありません。文部科学省はこのことを次のように説明しています。 教員の職務は自発性・創造性に期待する面が大きく、夏休みのように長期の学校休業期間があること等を考慮すると、その勤務の全てにわたって、一般の公務員と同様に、勤務時間の長短によって機械的に評価することは必ずしも適当ではなく、とりわけ時間外勤務手当制度は教員にはなじまない。 こうした考えのもと……